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森川母乳育児相談室で子育てに悩む多くのお母さんたちに少しでも参考になればと毎月お便りを出しています。 「ひまわり」という名前は、まっすぐに伸びたひまわりの花の姿が子供たちの姿のように見えるところからつけました。 ここでは、最新号と今までの「ひまわり」から少しずつピックアップして掲載してあります。
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No.141
乳がんの研修会に参加して

10月7日 新潟県助産師会主催で「乳がんの検診・診断・治療と授乳期乳腺疾患について」と題して講演会がありました。 講師はまきの乳腺クリニック 院長 牧野春彦先生。
 新潟市東区中山に5月1日に乳腺クリニックを開業。県内唯一の開業の乳腺クリニック。
以下に先生のお話をまとめてみました。
 まず、授乳期の乳がんは極めてまれな疾患であり、乳がん全体の1%以下である。また授乳期の検診は火事場でものを探すみたいなもので、乳腺の評価がとても難しい(マンモグラフィの評価ができない場合が多い)ので可能ならば断乳以降が望ましい。
しかし、妊娠・授乳期乳がんは予後不良(進行がんで発見されることが多いため)とされるため注意が必要。
 女性のがんの患者数は、1990年ころから1位乳がん 2位大腸がん 3位子宮がん
がん全体の死亡数では1位が大腸がんであるが、年齢でみると30~60代では1位が乳がんになっている。 乳がんの罹患率は近年8倍、死亡率は4倍に増えている。
乳がんは日本女性がかかりやすいがんになってきており、12人に1人?11人に1人になるだろうと言われている。
 次に乳がん患者、乳がん死亡を減らすにはどうしたらよいのか?対策について。
1次予防:がんにならないようにする生活習慣であるが、原因不明の為困難。遺伝は5%
2次予防:早期発見・早期治療
     検診を受けること 視触診、マンモグラフィ、超音波(エコー)
 乳がんの検診の基本はマンモグラフィ。50代でマンモグラフィ検診を受けることで死亡数を22%減らせた。また40代でも15%減らすことができた。
 しかし、乳がんの死亡数を減少させるためには、検診受診率が50%を超えることが必要である。先進国は50%以上でありアメリカは80.4%。日本は36.4%、新潟は39.6%
 自己検診は、月に1度。手で押してキョロキョロ動くものがないかみてみる。つままない。
3次予防:再発、転移予防  手術・放射線治療・薬物療法など
*最後に質問に回答された中で、断乳後何にもしないでおくと乳がんになるのか?の問いに
「それは都市伝説です」と答えられていました。
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「心地よい抱っこ」と「子供食堂」についての講演会を聴いて
「心地よい抱っこ」と「子供食堂」についての講演会を聴いて

12月3日 大宮ソニックシティで国際ボンディング協会のセミナーが開催されました。
セミナーでは午前の部に「ふんわりすくすく赤ちゃん講座」というテーマで、加田 洋子先生から心地よい抱っこについて実践を交えながらお話しをしていただきました。
また午後の部は「「子供食堂」など様々な活動を通して伝えたいこと」というテーマで、近藤 博子先生にお話をしていただきました。
ここでは、簡単に講演内容をお知らせいたします。
 
午前の部 加田 洋子先生(セラピストNPO法人抱っことおんぶの研究所認定ベビーウェアリングコンシェルジュ等多くの資格をお持ちです)のお話しでは、出産されたママたちは自分の子供で実際子供のお世話をすることが初めてという方が横浜市の調査で7割もいるそうです。
そういうママ達は抱っこの仕方もわからないので、グーグルで検索したり他の人がやっているのを見てやってみる、だからうまくいかない。でも心地悪いけど頑張って抱っこしているから肩が張り、腰が痛い・・・。   
じゃあ正しい抱っこってなに? 答えは「ない」そうです。
でも、「心地よい抱っこ」はあると思う。しかし母と子の組み合わせによってそれぞれ違うのでその中でどれが心地よいか探ることが子育てだと思うと話されていました。
では、「心地良い抱っこのコツ」について紹介しましょう。
1.Kissable (赤ちゃんのおでこにキスができる高さ) 胸位でもよい。
2.Cカーブ 赤ちゃんの腰からお尻にかけてはマルクCカーブを維持する。
3.ぴったり密着 胸から赤ちゃんが離れると児の心拍が上がるそうです。
4.Mシェイプ 赤ちゃんの脚は自然に開脚している。 M字(お尻が下、膝が上)
5.赤ちゃんのお尻は抱っこする人のおへそより上の位置にある。
 
ポイント!
・抱っこベルト、スリングなど道具を使用する時も気を付けるポイントは同じです。
・赤ちゃんの体がねじれないように。
・手足と体の中心にまとめるように抱っこすると赤ちゃんは安心します。
先生が手で抱っこする時のように抱っこして、その手の変わりが抱っこヒモ(ベルトなど)になるのですよ、とおっしゃっていたのが印象的でした。みなさんお試しあれ!
午後の部 近藤 博子先生(気まぐれ八百屋「だんだん」店長)のお話しについて。
近藤先生は歯科衛生士として働いていましたが、それだけでは歯周病がよくならない、一人一人の健康は丸ごと理解しないと良くならないと大きな組織から抜け出し地域の保健所の歯科で働きました。また知人の八百屋さんに出会い配達の仕事を始めたり、娘さんの学習支援から土曜夜のみの「ワンコイン寺子屋」を始めることになり近藤先生はおやつ担当。それが報道されボランティアが集まり、4年生以上の学童の子を集め「みちくさ寺子屋」となりました。そこに来る子供を見て大人も学び直しをしたいと集まるようになり大人向けの講座も開始されたそうです。
その後もいろんな経緯がありましたが、2010年地元の小学校の校長先生が来て「病気をかかえているお母さんがいて食事を作れないから子供にお金を渡す、子供はお菓子を買う。すると給食以外はバナナ1本という子供がいるんだ」と話をされたそうです。
そしてそういった子供たちが来れる場所として2014年8月「子供食堂」ができました。
「子供食堂」とは「子供が一人で入っても大丈夫な食堂」という意味で「だんだん」で毎週木曜日開いています。30~40名集まり子供は20名位。
 近藤先生は、他の講座とコラボし、いつも開いている場。目的がなくてもフラッと来れる。毎週木曜日にあそこに行けば何とかなると思ってもらえるように毎週にしたと話されました。
 また、社会は子供の笑顔が真ん中にある地域力と子供の居場所。お隣同士のお付き合いの構築が大切であり、その地域に合った場所が必要なのではないかと話されていました。
一つの点、その点が増えて行って線になり面になるのではないかと締めくくられていました。
 自分の隣に住んでいる人はどんな人なのかもわからない今の社会。これからは回覧板は手渡しで渡してみませんか?
すこやか健康フェア  「食物アレルギーの阻止とアトピー性皮膚炎の根治をめざして」
すこやか健康フェア  「食物アレルギーの阻止とアトピー性皮膚炎の根治をめざして」


去る10月1日(土)新潟ユニゾンプラザにて上記の演題で特別講演会が開催されました。
講師は 大矢幸弘先生(国立成育医療研究センター 生体防御系内科部 アレルギー科)。
最先端のアレルギー予防の方法についてお話がありましたので、参加できなかった皆さんにもお知らせしたく簡単にまとめてみました。
 以前は「妊娠中・授乳中の母親が食物アレルギーを起こしやすい食べ物を摂取すると、生まれた子供が食物アレルギーになる」だから、「食べなければ子供は食物アレルギーにならない」という話を耳にしていました。 しかし、今は「妊娠中・授乳中の母親が食物抗原回避しても、子供の食物アレルギーもアトピー性皮膚炎も予防できない」ことがわかってきました。 ですから生まれた子がアトピー性皮膚炎になっても、母親が食物抗原を食べすぎたからではないそうです。
 また、新生児に保湿剤を塗ることで、アトピー性皮膚炎の発症率を約半分に抑制することができるそうです。  炎症のある皮膚からアレルギーの抗原が入るとアレルギーになるが、炎症の無い健康な皮膚からは抗原は入らない。しかし入ったとしても炎症がなければ敵とみなさず免疫寛容を獲得する。  子供が生活している場所(遊び場や寝具)には食物抗原が存在し、皮膚のバリアが低いほどアレルギー疾患になりやすいそうです。
アトピー性皮膚炎から食物アレルギーになりやすいことがわかってきたと話されていました。
 子供に湿疹や炎症ができたら、ちゃんと医師に受診ししっかりと皮膚のバリア機能を治してもらい保湿剤でスキンケアをして行くこと。気道から感作を受けないよう気管支喘息やアレルギー鼻炎を治しておくこと。食事は無理やり食べさせないでおいしく食べられる工夫をしていくこと。これがアレルギー疾患を予防していく方法なのだとわかり、とても勉強になりました。
大矢幸弘先生の著書も紹介されていましたので、興味のある方はネットなどで検索してみてください。
母子手帳は両親から子供への愛情のバトン

母子手帳は両親から子供への愛情のバトン

今年1月末に埼玉県の産婦人科医師からこんなお話しを聞く機会がありました。

それは、ある時県外から高校生の男の子がその先生を訪ねて来たそうです。彼の話によると彼の両親は彼が4年生の時に離婚されたそうで、彼は父方の祖父に育てられました。

しかし今、彼が高校を卒業し社会に出ていくに当たって「自分は望まれて生まれてきたのだろうか?」と不安になってその真実を知りたくて、たった一つ母子手帳に押してあったそのハンコの名前を頼りに探して来たという事でした。 

先生は、その母子手帳にハンコを押した時期は違う病院に勤めていられたので、当時のカルテもありません。しかし、先生は妊娠中の母親学級でいつも「お母さんから生まれてくる赤ちゃんへ、お父さんから生まれてくる赤ちゃんへ手紙を書こう」と皆さんに書いてもらっていました。それが今もあるかもしれないと探しました。

するとなんと、その手紙が保管されていて見つかったのです!

高校生の彼はその手紙を読んで号泣したそうです。そして「両親から望まれて愛されて生まれてきたことがわかり安心して社会に出て行けます。」と言って帰ったそうです。

 私たちの人生には何があるかわかりません。もしも・・・の事があっても子供に残すこの母子手帳にお母さんお父さんからのメッセージがあれば、それを心の支えとして生きて行けるのかもしれないと痛感しました。

何もなくても母子手帳は子供に手渡すもの。 愛情たっぷりな言葉をたくさん書いて残すことも子供さんにとっては大切な愛情のバトンなのかもしれませんね。

 

 

脳は抱っこで育つ ~ 山口創先生講演会より
脳は抱っこで育つ~山口 創先生講演会より

20151212日 国際ボンディング協会のセミナーが開催され、身体心理学者・桜美林大学教授 山口 創先生の講演がありました。

 山口先生といえばテレビ出演などでも注目されている脳と肌の研究の第一人者です。

 皮膚感覚は生まれて最初に発達するもので、衰える時は一番最後に衰える感覚です。

ですからスキンシップがたくさん必要な時期は乳幼児期と老年期です。老年期もスキンシップが足りないとうつや攻撃的態度が増え、触れられることで認知症予防にもなるそうです。

ベビーマッサージや抱っこで触れられると脳のオキシトシンという愛情ホルモンがたくさん出てきます。そして、小さいころにたくさんオキシトシンを出すと一生この効果は続くと言われています。

オキシトシンの効果は一般的に、成長・母性行動・血圧低下・短期的記憶高める効果があると言われています。

 たくさん触れられて育った子どもは自分の価値を認めることができ自分自身に自信を持ちます。また好奇心が強くなったりストレスにも強くなる、親子の愛着関係が深まり優しくなれる等などたくさん良いことがあります。

お母さんが仕事をしていても、ちょい抱きで効果はあるし保育士さんや他の方から抱っこされても同じ効果があります。安心してください!

 また、お父さんのスキンシップは子どもの社会性を伸ばす役割があります。とくに男の子はお父さんのスキンシップにより感情のコントロールができるようになるそうです。

ぜひお父さんと体を使った遊びをしてもらいましょう。

ほんの一部の紹介しかできず残念です。興味のある方は先生の著書を読んでみてください。

 山口先生の著書の紹介 「子供の脳は肌にある」光文社

            「幸せになる脳は抱っこで育つ」廣済堂出版 他多数あり

 

 

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HN:
morikawa
性別:
女性
職業:
助産婦
自己紹介:
新潟県新潟市でオケタニ式母乳育児認定「森川母乳育児相談室」を開業。
併せてアロマテラピー・ベビーマッサージ教室もやっております。

★資格★
桶谷式乳房管理法研鑚会認定
<ナード・アロマテラピー協会>
アロマ・インストラクター認定
<日本アロマケア学会>
スペシャリスト認定
<国際ボンディング協会>
ベビーボンディングケア・インストラクター認定
★開業★
●森川母乳育児相談室
●「M's Baby」アロマテラピースクール
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